歴史・地理・社会
あちゃあ、もう9月だよ。どんどん思索の時間が減っているような気がする。日本人が知らないトランプ後の世界を本当に動かす人たち作者:増田悦佐徳間書店Amazonトランプ政権というのは一体なんだったのか。 そして民主党政権とは、なんなのか。という本。・ア…
フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 (NewsPicksパブリッシング)作者:石川善樹ニューズピックスAmazonちょっと話題になっていた本(僕も読みだしたきっかけは"dマガジン"にとりあげられていたから。) 自己啓発的な意味合いも…
室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―作者:清水克行新潮社Amazon確かこれの前作なんだろうか、『世界の辺境とハードボイルド室町時代』世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)作者:高野秀行,清水克行集英社Amaz…
スインギンドラゴンタイガーブギ(1) (モーニングコミックス)作者:灰田高鴻講談社Amazonまあ、ジャズおじさんなので、ジャズ漫画があったらとりあえず読みます。しかし、これは 敗戦後の音楽=ジャズってだけで、僕らが思い描いているジャズとはちょっと違…
愛と欲望のナチズム (講談社選書メチエ)作者:田野大輔講談社Amazonナチス・ドイツのイメージはともかくとして、性愛についてナチスはどのような政策をとったか、という記録。ナチス・ドイツはユダヤ人の虐殺、第二次世界大戦などを含めて「悪の政権」という…
オススメ度 90点 地獄度 100点57歳で婚活したらすごかった(新潮新書)作者:石神賢介新潮社Amazon 「クソ老人」と罵られたり、セクシー写真を送りつけられたり……リアルでコミカルな婚活ルポ。 やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、…
緊急事態宣言が終わったのと、当直勤務ですっかりペースが乱れてしまった。 少しペースダウン。それにしても、もう2021年半分終わったのか。もう一つの「幕末史」―――“裏側”にこそ「本当の歴史」がある!作者:半藤 一利三笠書房Amazon20代〜30代の頃にはひとし…
オススメ度 120点里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)作者:藻谷 浩介,NHK広島取材班KADOKAWAAmazon進化する里山資本主義作者:藻谷浩介,Japan Times Satoyama推進コンソーシアムジャパンタイムズ出版Amazonひとことで言ってし…
軍事と政治 日本の選択 歴史と世界の視座から (文春新書)文藝春秋Amazon現代日本の軍事に関する構造的な問題をとりあげた本。・「戦力」と「実力」「実力行使」 ・「政軍関係」と「統帥権」 のあたりがキーワード。日本の軍事に関する論壇はやや特殊で、イデ…
オススメ度 80点 タモリ倶楽部度 100点街角図鑑作者:三土 たつお実業之日本社Amazon街角にあるいろいろなもの、の図鑑。 というと、なんとなく想像がつくかもしれない。 けど、この本は少し想像の上をいっていた。こうい企画ものって「図鑑」の体裁をとりつ…
オススメ度 80点 「ゆとり」と「Z世代」は違うんだ度 100点Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?~ (光文社新書)作者:原田 曜平光文社Amazon私は団塊ジュニア世代。いわゆる氷河期世代ね。ロスジェネの一番最初かもしれない。Z世代は1990年代中…
岳(1) (ビッグコミックス)作者:石塚真一小学館Amazon最近 山岳ものを続けて読んでいる。 halfboileddoc.hatenablog.comその時の予告どおり、『Blue Giant』でもお世話になっている石塚真一の『岳』を全巻読み直してみた(連載当時とびとびに読んでいたよ…
オススメ度 100点歩兵の本領 (講談社文庫)作者:浅田 次郎講談社Amazon『鉄道員(ぽっぽや)』『プリズンズ・ホテル』で有名な浅田次郎の自衛隊小説。 浅田次郎はかつて高校卒業後自衛隊に入隊していたらしい。 青春時代を振り返って駐屯地での人間模様を活写…
オススメ 90点 わかりやすい度 100点金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン作者:やまもとりゅうけんKADOKAWAAmazonKindle Unlimitedにて。簡単にいうと、サラリーマンよりもフリーランス・個人事業主の方が稼げますよ、という話。・資本主義とは「お金がすべ…
この前の「ジャケ食い」を読んでいて、孤独のグルメを思い出したものだから、そこから谷口ジローを読み直したりしている。K(ケイ) (アクションコミックス)作者:谷口ジロー発売日: 2016/04/15メディア: Kindle版『K』は連載されていた時に読んだんだろうか、…
広島県も非常事態宣言に入ってしまいましたねー。世界史とつなげて学ぶ 中国全史作者:岡本 隆司発売日: 2019/07/05メディア: Kindle版halfboileddoc.hatenablog.comというわけで、前回のエントリは西洋の独裁政治についてでしたが、専制政治の本場はむしろ東…
独裁の世界史 (NHK出版新書)作者:本村 凌二発売日: 2020/11/10メディア: Kindle版リーダーシップの話の極端にすすめると独裁者ということになる。基本的な教養としてポリュピオスの「政体循環論」というのがありますな。 プラトンやアリストテレスにも同…
オススメ度 70点韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)作者:金敬哲発売日: 2019/11/13メディア: Kindle版どうも東アジア系の情報を収集しようとすると、それが嫌韓・嫌中・ネトウヨ視点で発せられたものなのか、それとも事実なの…
せんせいのお人形 1【フルカラー】 (comico)作者:藤のよう発売日: 2019/02/28メディア: Kindle版二度目のGW=ガマンウィーク。今年は私も去年ほどの自粛はしてないが、もともとGWは守りの期間なのだ。 本を読んだり、動画を見たりが多い。最近はWebコミック…
ヤクザときどきピアノ作者:鈴木 智彦発売日: 2020/03/31メディア: Kindle版『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』などで知られる鈴木智彦氏が、おとなになってピアノを弾きたいなと思い、一念発起してピアノ教室に通い、かわいい顔して達人であるレイコ先生の…
オススメ度 100点 「成仏」は言いたい人いるわ……度 100点定年前、しなくていい5つのこと~「定年の常識」にダマされるな!~ (光文社新書)作者:大江 英樹発売日: 2020/12/25メディア: Kindle版Kindle日替わりセールにて、だったと思う。 新書の中ではあたり…
オススメ度 80点 うんざり度 100点正義を振りかざす「極端な人」の正体 (光文社新書)作者:山口真一発売日: 2020/09/16メディア: 新書SNSで目にする「炎上」。Twitterに多い。 140字で簡潔に、というのは、逆に言うといい足りないし、言い足りないとも思わな…
オススメ度 90点 ほほう!度 100点京大変人講座―――常識を飛び越えると、何かが見えてくる (三笠書房 電子書籍)作者:酒井 敏,小木曽 哲,山内 裕,那須 耕介,川上 浩司,神川 龍馬発売日: 2019/04/23メディア: Kindle版Kindle日替わりセールで購入かな。東大とい…
人類史マップ サピエンス誕生・危機・拡散の全記録作者:テルモ・ピエバニ,バレリー・ゼトゥン発売日: 2021/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)ナショナルジオグラフィックによる2020年における、人類史のまとめ。人類史、ホモサピエンスの歴史は、近年進…
聞書き 遊廓成駒屋 (ちくま文庫)作者:神崎宣武発売日: 2017/05/19メディア: Kindle版Kindleで購入。 民俗学者が、たまたま取り壊し中の名古屋にある遊郭に出くわし、そこの建物の中にあったものを解体業者から譲り受け、調査を始めるところから話は始まる………
バット・ビューティフル作者:ジェフ ダイヤー発売日: 2011/09/01メディア: 単行本実に久しぶりに紙の本を買う。 最近はほとんどの本をKindleで買うから。久しぶりの紙の本は、買ったばかりのときに本の中ほどに綴じ込まれている紐を取り出すのにも時間がかか…
オススメ度 90点ルポ 消えた子どもたち 虐待・監禁の深層に迫る (NHK出版新書)作者:NHKスペシャル「消えた子どもたち」取材班発売日: 2015/12/09メディア: 新書 18歳まで自宅監禁されていた少女、車内に放置されミイラ化していた男の子─。虐待、貧困、保護者…
オススメ度 90点 やっぱり人間というものに期待してはいけないのか度 100点第三帝国 ある独裁の歴史 (角川新書)作者:ウルリヒ・ヘルベルト,小野寺 拓也発売日: 2021/02/10メディア: Kindle版 ドイツ人によって始められたこの戦争が終わったとき、そこにあっ…
ニューヨークで考え中(3)作者:近藤聡乃発売日: 2020/12/11メディア: Kindle版オススメ度 90点 臨場感度 100点2020年に読んだマンガで『A子さんの恋人』がベストだった。 halfboileddoc.hatenablog.com halfboileddoc.hatenablog.com作者の近藤聡乃さんは、も…
オススメ度 100点 元気でる度 120点ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す作者:山口 周発売日: 2020/12/21メディア: Kindle版halfboileddoc.hatenablog.com 以前から山口周の著作にはずれなしということを書いていたが、最近は著書だけでは…