半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

2004-01-01から1年間の記事一覧

『ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行 西日本編』ちくま文庫 都築響一

SPA!で連載された時から注目していた。 が、大きな写真集は場所をとりすぎるし、高い。 単行本になるのを待っていたのだ。 絶対欲しい本でもなかったので、今日、ビレッジバンガードに立ち寄った際に発見し購入。私、この人の「Tokyo style」も持っているの…

『吉田電車』吉田戦車

吉田戦車氏の電車旅叙情随筆。吉田氏の、淡々とした筆致や、その割には小市民的な心理描写が、いかにも吉田氏らしい。合間に載っているイラストもいかにも脱力である。 吉田自転車、吉田電車、どっちが先にでていたんだっけと思いながら買ったら、電車は二作…

『頭がいい人、悪い人の話し方』樋口祐一 PHP新書

しりあがり寿氏のイラストと、とりあえず平積みされていて目に止まったので購入。 基本的には「頭の悪い人の話し方」ばかりが列挙されている。 まるで「頭のいい話し方は今回敢えて書きませんけど、頭の悪い人の話し方を反面教師として、これだけ挙げておけ…

Nana Mouskouri "Amazing Grace - Best of Nana Mouskouri"

ギリシアの歌姫、ナナムスクーリのベスト。 特に感慨なく、ラーメンズDVD-Box IIと同時に購入。ポップスともファイン・クラシックとも言い難いジャンルであるが、 アメイジング・グレイスに限らず、超有名曲ばかりで、もはや古典といってもいいのかも。 こう…

『数学は科学の女王にして奴隷〈2〉科学の下働きもまた楽しからずや―数理を愉しむシリーズ』

ハヤカワ文庫。浜松へのお供に購入。 いやー、まさか、買ったのがⅡだったとは。もろ途中からの話で、よくわからんとです。ほんでもって、難しすぎました。よく寝れたーあっよだれ。 アイロニカルあふれる文体は好きだけど

美内すずえ『ガラスの仮面』42巻

ついに…… すみません、コンビニに一杯おいてあったんで、さらっと立ち読み。 ………ええと。どう説明したらええかなー。 なんか、怪我したところ、かさぶたになってたんだけど、久しく放ったらかしておいて、 もう固まったかなと思って、はがしてみたら、 やっ…

 『学校へ行こう!』マナーの猫

パロディとして、本物と細かくディテールをあわせる作りは、僕はわりと好きです。 佐藤B作て、とか。 多分、問題は『マネーの虎』という番組自体がパロディされるにはちょっと弱すぎることにあるのだと思う。僕、『虎』はみないけど、『学校に行こう』みるも…

川上弘美『ゆっくりさよならをとなえる』

実は僕この人の作品、エッセイしか読んだことがない。『蛇を踏む』は立ち読みしたが、その掌編だけだ。エッセイは三冊めかな。 これも、いつものこの人のエッセイ。 しかしWeb上には、これくらいのクオリティのエッセイはごろごろしているよなぁ、と思って読…

斎藤美奈子『物は言いよう』

各所で話題になっていたので購入。単行本を買うことは僕にとって非常に珍しいということは書いておこう。文庫になるまでまてなんだ。 なるほど。なるほどなるほどなるほどといった感じで、非常に得心がいった本であった。 結構深い内容なのに、徹底的にわか…

ロンドンハーツ格付け

いやー、この番組、ちょっと前からすごいことになっていて、当直中の僕には目が離せない。テレビ観る事なんてバイト中のこの日くらいしかないんだ。なんか、藤崎奈々子がでてきて、ロンドンブーツ淳の元カノという展開から、すごいことになっている。テレビ…

川本真琴 川本真琴

これは、研究室の同僚のCDをちょっと拝借。うーん、この人の声を聴いていると、なんとはなしに、永野のりこの漫画タッチを思い出してしまうんです。すげこま君とか。そんな音世界。

Esso Trinidad Band

ちょっと前にスミルノフ教授に紹介されていたやつ、やっと買いました。 このジャケ写は輸入盤で、残念ながら僕の買ったのは日本版。日本版はパッチワークみたいにちっちゃい写真が集まっている普通のジャケ。 …… うーん、これ、どうかなぁ…… (最近こんなんば…

Earth, Wind and Fire "Spirit"

これも、紙ジャケだから買ったという他愛のない理由。 うーん、地味なところがいいね。アース、っていうか、 スティービーワンダーの聴いたことないアルバムか、って思いました。 アース的なギトギト感があまりなくて、端正なソウル。

Monday Michiru "Adoption Agency"

まず、ジャケが非常に良い。ピンクパンサーといいますか、僕はバイキングビッケを思い出しましたが、アメコミ画。色もまた何ともいえん色遣いなんだな。どっちかっていうと彩度が低く、汚っぽい色遣い。それがまた似合っている。 サウンドは、今時ラウンジサ…

Marc Copland/David Liebman Quartet "lunar"

ジョり〜んとしたピアノ、ペダル踏み踏み系? ピロピロ系サックス。 あ゛〜〜これ俺には合わん〜〜 …… … … と、思っていたら、意外とすんなり。 こういう観念的な音世界、論評出来るほど聴いてないんですが、いいと思いました。 聴いてみるもんだと、食わず…

博多で購入した4枚。もう一枚はjimmy scott

「インタネ」と「エンタメ」という言葉だけは、違和感がありすぎてしまうのだ…… 自分では絶対に使わない。インターネットは「ウェブ」で済むし、エンタメという概念自体、そんなもの使わない。音楽とか、テレビとか、エンタメという器より小さい器を使う。 …

ナンシー関『記憶スケッチアカデミー』

あふれた本棚を処分しようと思って、再読したが、 これ、やっぱり捨てれんなぁ。もちろん投稿する「素人衆」の素材も好素材ながら、 ナンシー関の寸評が、期待以上にいいのである。 短い文章という制約の中で、むちゃくちゃスパイスが効いてる。 やっぱ、こ…

一回放置気味にしたところをもう一回書き始めるのって、ちょっとなんか、アレだよね。 僕子供の頃病弱でさ、よく風邪とかでやすんでいたんだけど、 とりあえず、治ってからもう一日、なんだかんだぐずぐず言って休んでました。 なんか、休んで久しぶりに学校…

Aretha Franklin "ライブ・アット・パーク・ウエスト"

のライブビデオ。福岡で購入。いやー、かっこいいわ。アレサ。ノリノリだし。 だけど、だけどね。 顔が関根勤そっくりなんだなぁ。 特に、笑うと目がなくなるんだけど、その顔が本当にそっくり。で、アレサフランクリンが、 「この曲はジョージ・ベンソンと…

おひさしぶり。

アイフル

CM

「アイフルです!」の子の舌足らずなしゃべり方、ええわー。 こういうコメントをきくと、きっと大学時代の私を知る人は「こいつ何も変わってねーな」と思うに違いない。 恋愛対象になるかは別問題で、30分も話せば、だんだん腹が立ってくるのであるけれど。

荒俣宏『知識人99人の死に方』

そのまんま。臨終の際のいろいろ名鑑。 人の人生を起承転結で表すと、死というのは「結」なわけで、結を中心に物語りを編み直すとこうなるのか、というのは新鮮。結が中心であると、起承はさらりと語られる。 こうしてみると、知識人の人達、意外と長生きで…

田代まさし 大麻所持で逮捕

以前の「ミニにタコ……」云々の会見ビデオが当然ながら流されているんですが「ミニにタコ……」 「えっ!? もう一度……」 「……ですから ……ミニに」 聞き返したレポーターの性格は悪いな、と改めて思いました。

イノセンス

もうDVDで発売されたのかー。 思わず購入。劇場でみなかったせめてもの罪滅ぼし。 …… 僕、原作の漫画読んでたからまだしもだけど、それでもようわからんかった。これ初めて劇場でみて、筋わかるんかいな。フレンドリーさゼロではないか。 しかも、難解とか、…

清水義範『陽の当たらない坂道』

ああ、これ、つらいなぁ。落ち込んでいるときに読んだら自殺のきっかけになるかもしれない。話はうまいと思います。

『きれぎれ』町田康

芥川賞受賞作。エッセイと小説はやはり少し違う気がする。 自堕落貧乏生活を陽性に書き出したものが『くっすん大黒』とすれば陰性に書いたのが『きれぎれ』であるだろう。芥川的にはやはりこういった『きれぎれ』の方が向いているのね、と思ったりもする。 …

『つるつるの壺』町田康

引き続いて町田節エッセイ。ワン、アンドオンリーだよなー。

司馬遼太郎『人間というもの』

司馬遼太郎の箴言集、というか抜粋。上澄みだけをとったようなもの。

小林秀雄『考えるヒント』