半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『世界史を大きく動かした植物』

世界史を大きく動かした植物作者:稲垣 栄洋PHP研究所Amazon人類史の中で大きな功績のあった植物を取り上げている本。 どちらかといえば、平易でかなりわかりやすい。halfboileddoc.hatenablog.com 以前に「反穀物の人類史」や「銃・病原菌・鉄」などを読んで…

『なぜヒトだけが老いるのか』

なぜヒトだけが老いるのか (講談社現代新書)作者:小林武彦講談社Amazonちょっと前に「運動しても痩せないのはなぜか」という本を読んだが、人類は他の霊長類に比べて特殊なチューニングが為されているらしい。 私たち生物は進化の結果できたので、死がないと…

『日本文化の核心』松岡正剛

日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く (講談社現代新書)作者:松岡正剛講談社Amazon昨日エントリーに引き続き日本文化論的な本。松岡正剛氏は、いつのまにかヒゲの似合うイケオジ感満載のルックスになったが、 ヨットで漂流していたところを救い…

日本の死角

日本の死角 (講談社現代新書)講談社Amazon いま日本はどんな国なのか? 私たちはどんな時代を生きているのか? 意外と見えていなかった「日本の謎と論点」【本書のおもな内容】 ●「日本人は集団主義」という幻想 ●中国で見た「日本衰退の理由」 ●なぜ若者は…

『信長の正体』本郷和人

信長の正体 (文春文庫)作者:本郷 和人文藝春秋Amazonちょっと前に徳川家康の本を買って読んだからか、Amazonは続けて信長の本をすすめてきやがった。 halfboileddoc.hatenablog.com 読み終えて気がついたのだが、「歴史学者という病」を書いた人なのね。 hal…

『ソアラと魔物の家』

ソアラと魔物の家(1) (サンデーうぇぶりコミックス)作者:山地ひでのり小学館AmazonなんかSNS上のWebコミックアプリで何度も何度も紹介されているので読んでみた。 ファンタジー×建築、みたいなやつ。世界を救うために勇者として研鑽をつんだ主人公(女の…

『家事か地獄か』

よくわからないアフロ女子 稲垣さんの本。家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択作者:稲垣えみ子マガジンハウスAmazon50歳で仕事をやめることになり、安いアパートで暮らす羽目になった独身女子。 ひょんなことからミニマリストにならざるを得な…

『徳川家康の決断』

徳川家康の決断 桶狭間から関ヶ原、大坂の陣まで10の選択 (中公新書)作者:本多隆成中央公論新社Amazon戦国時代の徳川家康の足跡を、振り返る。 一言で言うと、紀伝体でかかれた徳川家康の個人史。最終的には天下人となった家康ではあるけれども、そこには偶…

『運動しても痩せないのはなぜか』

運動しても痩せないのはなぜか:代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」作者:ハーマン・ポンツァー草思社Amazon比較生理学?とでもいうのだろうか、かなり学問的に厳密に、運動・カロリー摂取、体重との関係を考察している本。割と身も蓋もない結論…

HOKA Clifton 8

[ホカオネオネ] スニーカー クリフトン8 HOKA ONE ONE CLIFTON 8 メンズ 1119393 ブラック 黒 26.5 cm [並行輸入品]HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)Amazonコロナ禍で全く運動をしなくなって着々と体重が増えた。 体重もそうだけど、Apple Watchでみていても、月…

『私が誰だかわかりましたか?』

わたしが誰だかわかりましたか? (コミックエッセイ)作者:やまもとりえKADOKAWAAmazon 夫と離婚して数ヵ月後、わたしは匂いをかぎたいと思う、ある男と出会った。 バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋…

『冷たい夏、暑い夏』

冷い夏、熱い夏 (新潮文庫)作者:昭, 吉村新潮社Amazon吉村昭の実の弟が肺がんになって亡くなるまでの実録小説。吉村昭、おそらく死というものについて考え続けた作家だとは思う。 20歳の時に結核の手術で辛うじて死を免れたことが、著者の原体験であったりす…