半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『日本文化の核心』松岡正剛

昨日エントリーに引き続き日本文化論的な本。

松岡正剛氏は、いつのまにかヒゲの似合うイケオジ感満載のルックスになったが、
ヨットで漂流していたところを救い出された辛坊治郎のようなルックスでもあり、ということはミニチュア・シュナウザーにもみえなくもない。

ミニチュア・シュナウザー

日本文化を理解するために、過去の日本の基層を掘り起こし・理解すればいいんじゃないかということで、
さまざまな日本における現象を過去の文物と関連づけてキュレーションしている一冊。

備忘録を改めて書いておきたいが、内容は多岐に渡り、おもしろい。
2003年くらいからやっている「連塾」のあたりで集積されたことが活かされているように思う。
松岡氏の著作や編集で語られていることのちょうどよいインデックスとなってると思う。

それにしても編集工学時代、日本文化の再考をしている時代、松岡さんは縦横無尽にやりたい仕事を精力的に行っていて、実にのびのびと仕事をしている。
千夜千冊は僕もフォローしていたし、東京丸善松丸本舗は、出張の折に訪れもした。
ただ、いつしかフォローしなくなっていたなあと思う。
時間ができたら松岡氏の軌跡を追いかけ直してみたいなと思う。