ウォーキングのお供
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前回あげたKindle paperwhiteによって本を読む量はうっすら増えた。公共交通機関に乗ったりする間や待ち時間とかに、このpaperwhiteがとても有用だった。
また、以前は歩いてる時音楽を聴いていたのだが*1後半はpodcastを聴くことが増えた*2。
コテンラジオが面白くて、コテンラジオにはまった。*3最初から聴き直して70%くらいのところまで進んだ*4
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未来を読む
混迷の時代、この先どうなるのか。
いまいちよくわからない。
コロナの時点で自分の理解を超えてしまったからだ。
なので、未来予想だったり、新たな切り口で世界を読み解く本を割と読んだ気がする。
西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
ウクライナ戦争に際する西洋、世界の態度を冷静に評価すると、むしろ追い込まれるのは西洋の方ではないかという論説。「プロテスタンティズムは不平等を容認する」も、確かにそうだ。
なぜ我々の世代は政治組織化や団結できないのか、というのを悩んでいたが、なんかしょうがないかなと思った。
自由の命運
西洋諸国における「自由な社会」の自由さは、所与のものではなく、特殊な状況において華開いた、という話。貧乏人の経済学
途上国の人たちを「救う」というのは結構難しい。という話。考え方、情報の非対称性によって、非合理な選択をするようにみえるが、彼らには彼らなりのロジックがある、ということを丁寧に解き明かそうとする本。ただし明確な答えはない。悪と全体主義
ハンナ・アーレントを概説した新書。ハンナ・アーレントは「アイヒマン」を書くことでものすごく賛否両論を引き起こしたわけだが、彼女は正しかった。今のイスラエルをあの時代から言い当てていたように思われる。高坂正堯もの 文明が衰亡するとき 歴史としての二十世紀 世界地図の中で考える
もう亡くなった人だし、内容も一世代分古い。しかし今読みかえしても、蒙を啓かれる感じはすごくする。答え合わせと漫才過剰考察
お笑い「漫才過剰考察」「答え合わせ」 - 半熟三昧(本とか音楽とか)
令和ロマン2連覇にはおどろいたねー
異次元緩和の罪と罰
簡単にいえば、Withdrawal syndromeを引き起こす薬を常用しているよね、という話だった。日本人の9割が知らない遺伝の真実
アースダイバー
中沢新一の古典的名著。これは一連の散歩本を読んでいる時に読んだのだが、これに全然学問的な根拠はないということをきちんと知っていても、大変面白い本。ニューアカの人のやりくちって、知に耽溺するにはちょうどいいんだよね。ありえない仕事術 上出遼平
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割と衝撃的な叙述トリック。うーんこういうビジネス本を読み捨てている現代人、僕のように多いと思うけど、そういう積読の山にこれを混ぜておくと、実に面白いことになる。
伊藤亜和「存在の耐えられない愛おしさ」
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高級店のダークチョコレート、みたいな複雑な味わいのあるエッセイ集。
おいおい、これが第一作なのかい。すばらしいです。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
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書評という「本好き」という狭いマーケットを超えて、ビジネス本という潜在読者数の多いカテゴーリに躍り出て、大バズり。
メディアに見つかっちゃったので、数年は文化人枠として引っ張りだこになるに違いない。
本も、とてもよくできていてうなづける内容ではあった。
平安貴族列伝
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みんな自分と同じような悩みを抱えているんだ、と思わされ、中年の孤独感を癒してくれる一冊。
ただし、何かが解決できるわけでもない。
指示通りができない人たち
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職場あるあるで、激しく首を縦にふる一冊。
残念なのは、何かが解決できるわけでもないところ。解決法があったらいいのに…