久しぶりの更新がこの本だとは…
岡田斗司夫チャンネルとかで紹介されていたので読んでみた。
まあ、いってみれば金玉というものにフォーカスをあてて、比較解剖学的、人類学的、歴史学的な考察を繰り広げた痛快な書、ということになる。
男子は小学生も中高生も若者もおじさんも、下ネタが大好きだ。
下ネタというと、基本的にはうんこしっこちんこまんこの話ではあるが、キンタマというのは、いわゆる快楽器官ではないので、陰茎に比べると下ネタでも特異な地位にあるようには思う。
なかなか面白いけど「考」と書いている割には後半は事例の紹介が多く、網羅的に載っけていて考察、まではいっていないものも多いんじゃないかとは思った。なので、後半若干ダレ気味である。まるで夏の暑い日のキンタマのように。
力作ではあるけども、名作であるかというと微妙だ。
それでも20代のころの僕なら、本棚のサブカルっぽさを醸し出すために、本棚の見えるところに意気揚々と陳列したかもしれない(今はKindleなのでそういうことを考えもしない)。
以下、備忘録: