緊急事態宣言が終わったのと、当直勤務ですっかりペースが乱れてしまった。
少しペースダウン。それにしても、もう2021年半分終わったのか。
20代〜30代の頃にはひとしきり司馬遼太郎を読んでいたが、Kindleでオススメでなんとなく誘われるがままに、半藤一利を読む。
幕末明治初期について半藤さんが語り口調で説明している一冊。やわらかめ、やさしい内容。
一言でいうと、
・薩長は暴力集団だった
・尊皇攘夷の「攘夷」のスローガンは完全にインチキだった
・尊王だって、天皇も倒幕のための駒にすぎないという冷徹さが薩長の指導者たちにはあった。
・西郷隆盛の人物像は毛沢東に似ているところがある
・勝海舟・坂本龍馬・徳川慶喜の人物像
という話。半藤史観は司馬史観とはまた違うところもあり、共通するところもあり、面白い。