オススメ度 90点
わかりやすい度 100点
Kindle日替わりセールだったかも。
最近のビジネス書はよくできていて(皮肉)、表紙を見れば、本が言いたいことがわかるようにできている。
ペップトークとはpep=元気付ける、励ますという言葉らしい。
「よいしょ術」という風に考えるとわかりやすいのではないか。よいちょまる術!
もちろん「ヨイショ」というと部下が上司をスポイルする時にかける言葉であるわけだが、そうではなくてあらゆる関係性のなかで、肯定的な言葉がけをすること。この本では上司→部下という関係性に特化してまとめてある。
上級者とは「どんな場面で、どんな言葉を発すればいいかをたくさん知っている人」であり、必ずしも文法や理論を深く知っているとは限らない(知らなくていい)。
この本も理論は最小限。
ペップトークの4つのポイント:
・事実の受け入れ
・とらえかた変換
・してほしい転換(肯定系での言葉がけ)
・背中のひと押し
これだけ。
「Yes & Better」=肯定+アドバイス
で、この本はどちらかというと困ったシチュエーションごとのHow Toが延々書いてある。実践的だね。
パラパラ読んでおいて、困った時に読み返す、という目的でもかなり使いやすそう。
一つ一つの項目は、しごく当たり前。そらそうやろ、と思うようなものばかり。
だけど、いつでも、どんなシチュエーションでもこういうことがさらりと当たり前にできていたら、そりゃ上司力としてはとんでもないものになるよなあ、と思う。マナーブックとかでもそうだよね。
ビジネス書には様々なノウハウがあるのだけれど、それぞれラベリングして、インデックスをつけておきたい気がする。
ユマニチュードは感じのよさを身につける術
ペップトークはよいちょまる術
レジリエンスはしぶとい術
halfboileddoc.hatenablog.com
ものの頼み方術
halfboileddoc.hatenablog.com
メモ術 これは「メモの魔力」の方がメジャーかもしれない。
halfboileddoc.hatenablog.com
みたいに。
おいおい掘り起こしてインデックスを作っていこう。
最近思うのは、新しい本をこれ以上読んでも、自分の完成度は上がらないということ。
読みっぱなしで変わるには限界がある。
行動を改変できうる、いい本を身近において何度も読み返す方が、ジワリと完成度があがるような気がしている。