オススメ度 80点
45歳のオッサンには清らかすぎて…度 80点

- 作者:顎木 あくみ
- 発売日: 2019/07/13
- メディア: 文庫

- 作者:顎木 あくみ
- 発売日: 2020/02/15
- メディア: 文庫
なんかTwitterとかSNSをやっていて、漫画の紹介とかされる広告あるじゃないですか、それで興味があったので、
Kindleで購入。なんとなく先が知りたかったので、ライトノベルなんでしょうけど小説版の3まで読んでしまった。
なんかこんな読書を続けていたらいつか娘(中2のラノベ読み)と読書が被ってしまうような気がする…
一言で言うと、「帝都物語」を「ハイカラさんがとおる」風味にクレンジングした時代背景と「シンデレラ」を足したような作品。
超常能力の家系の令嬢が主人公なのだが、彼女には能力がない上に実母に死なれ、継母・義妹にいじめられていた(ほぼ使用人扱い)。
ていの良い政略結婚を機に家を追い出されてしまい、冷血な人物と噂の絶えない名家に嫁ぐことになったが……
みたいな話。
作中での主人公は学童期から10数年悲惨な冷遇時代を過ごしていたわけだが、物語的には一巻の30%くらいで、悲惨さのタメは終了。
あとは、嫁ぎ先でおっかなびっくりの生活。あら旦那は冷血でもなく優しいじゃん、みたいな感じの甘々な描写が続く。
なんか色々騒動は起こるけど、ハッピーエンドにむけての解決感はわりとあからさま。
3-6-2-5!って感じ。あ、音楽の話ね。
Em7-A7-Dm7-G7ときたら……
Cに解決するしかないでしょ!
そんな感じのストーリーテリング。
ジュブナイル感は漂うけど、まあ娯楽の読書は精神的負荷が少なくていいですよ。はい。
なんかほわっとしたい時におすすめ。
漫画はラノベ版の忠実なコミカライズ。まあそっちの方が読みやすいですよね。
コロナとかで世の中が殺伐としているので、こういう物語の世界に逃げ込むのも、一つのアレではないでしょーか。

- 作者:大和 和紀
- 発売日: 2020/03/12
- メディア: コミック