オススメ度 50点(両方とも)
エロ度 80点
多分6月中は、溜まっていたダメダメコンテンツの紹介をしていきます。
SNSとかやっていると、なんかちょっと面白そうなWeb漫画アプリのトレイラーがあったりする。
それがきっかけでアプリを使うことはあまりなくて、実際例に挙げられている漫画を読むきっかけになったりする。
二つともそれ。
『監禁嬢』は、誰かわからない人に突然監禁されて、突然セックスをさせられる主人公…という、まるで人を惹きつけることに注力して健康とか度外視する屋台の食い物みたいな、導入部から始まる。
ストーリーは二転三転のジェットコースターではある。監禁してきた謎の女性、私は誰でしょう?と当の女性から問いかけられる。
このプロットは、かの名作『オールド・ボーイ』に似ていなくもない。エロ・オールド・ボーイ。である。
ただ、この監禁は年単位ではなく数時間で、一旦は解放されるわけですけれども。
謎を解くために、主人公は自分の過去をさかのぼる旅をする。
その都度、自分の暴力性や自分の卑劣さ、過去恥部を思い出してゆく。
この作業は、自分がもしやらされたら結構つらいだろうなと思う。
仕事や勉学はともかく、恋愛なんつーもんは別れた数だけ後悔があるもの。
思い出したくない過去は僕にもある。相手も忘れていてくれればありがたいものだ。
ただ、結局「この女性が誰か?」の答え合わせは、最終局面になって初めて出てくる人物が犯人なのである。
推理もの的には完全にアウトで、読後感にすごいフラストレーションが残った。
えー。
まあそれだけに、理不尽感が強くてリアルなのかもしれない。
* * *
『監禁婚』は、お酒を飲んで軽く結婚の約束をした主人公が、そのヤベー女性に監禁されて結婚生活をするという、これもまた、笑えないエロシチュエーションコメディ。
出てくる女性がどいつもこいつも、怒ると態度が豹変するという、同じようなヤベー性格で、騎乗位大好き。
全員が同じ人にしかみえなかった。ある種歪んだセカイ系か。
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全く関係ないが、カンキンコン、カンキンコン、カンキンコン……
そういえば、『金魂巻』という本がありましたな。
いろいろな職業の金持ち・ビンボーの書き分けをした本。80年代に大ヒットした。
90年代のサブカルの代表作が『恨ミシュラン』だとすれば、80年代のサブカル代表作は『金魂巻』だと思う。