半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『テレワーク歴15年の達人が教える うまくやる人のリモートワーク術』

オススメ度 90点
なるほど!度 100点

halfboileddoc.hatenablog.com
前回とりあげた本は、オンライン会議でのコツにかなりフォーカスをあてていた。
デジタル化時代の中で有用性が高いと思いますが、この本はそこからもう少し枠を広げて、遠隔で仕事をする際のチームづくりや進捗のコツやノウハウを説いたもの。

著者はIBMやクレスコでプロジェクトマネージャーなどの経験も深い人。コロナよりも先行して10年20年リモートワークを続けているからこそ、今コロナ禍でリモートワークを始める企業には参考にはなるなあ、という話。

結局は、今までの「オフィスにダラダラと居て、必要なときには集まって会議を行って」というオフィス勤務と、リモートワークの違いをよく見極めよう、ということになる。

・出張の機会はおそらく激減する。成績優秀者だけに出張が認められるとか、年に一度週末と合体させての出張が認められるとか、そういう形に変わっていくのではないか。
・リモートワークになると、そもそも出張のお土産を受け取る人がオフィスにいない。職場の人間関係がドライになる。
・オフィスの「空気」を読み合う日本的な労働環境から、機能重視になるだろう。
・リモートワークでは「上司」は実力を問われる。
・仕事の内容やアウトプットが可視化されてくる。
・社内の利害関係調整役、のような上司は今後不要になってくる。
・メンバーシップ型の日本的な雇用環境はかわる。
・新しい環境に適応するマネジメントスタイルとは、部下にコーチングや適切なフィードバックを行い、モチベーションを引き上げ、目標達成してゆく、コミュニケーションを重視したスタイル。
・リモートワークでは、リアルよりも丁寧なコミュニケーションが求められる。

ものすごく役に立ったのが、仕事のスタイルを「エンジニア」「芸術家」「公務員」「世話やき」の4タイプに分類し、その分類ごとのアドバイスを列挙してあるところ。
全部書いちゃうと営業妨害になりますので以後はお読みいただきたいが、めっちゃ納得。
長いことリモートワークに触れてんだなーと思った。

ただ、4タイプって、他にも色々あるから、新たな4タイプがでてきて難しいなーとは思ったね。
類人猿 4タイプ=チンパンジー・オランウータン・ボノボ・ゴリラ
岡田斗司夫の4タイプ=王様・軍人・学者・職人 (外向的・内向的、と具体・抽象の2x2)

との棲み分け、絡みを考えてみるのも面白い。というか、そこの整合性を考えてみる必要がある。
9タイプ診断(エニアグラムと坪田氏改良バージョン)との整合性も考える必要があるよな。

タイピングの違いをつきつめていけば、結局は個別性になってしまうから、あまり精緻にタイピングをしたって、意味がないのかもしれないけれども。
この辺の、タイピングソムリエみたいな人って、いるんだろうか。
それをやっているだけで、一つの仕事にはなりそうだ。