オススメ度 60点
これがぴったりハマる人は多分僕のブログ読まない度 100点
借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ
- 作者:小池 浩
- 発売日: 2018/08/26
- メディア: Audible版
借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ
- 作者:小池 浩
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
一言で言うと…
わりと直球ストレートの自己啓発本。
『夢を叶えるゾウ』『引き寄せの法則』など、自己啓発本は根強い人気ジャンルだ。
このジャンルの特徴はリテラシー高い層から低い層まで様々なコンテンツが用意されていること。
(というよりは、自己啓発本で、実際に救済が得られた人は、奇妙なことに、自分でも自己啓発本を書いてさらに普及し始める特徴がある。ある種の自己啓発のミイラとりのミイラ化というか、ゾンビ化とでもいいましょうか…)。
この本は、本読まない人向けのウィングに位置している。
まあわかりやすいし、普段本読まない人も退屈しない。
内容は自己啓発本の王道的な内容だと思った。
いや、自己啓発本が悪いわけではないですよ。僕も結構読んでいるし。
ただ、こういう言い切りで「とにかくやれ」っつーのは自分の心のありようの理想とは違うよなーと思うのだ。
私は因果律や論理が割とはっきりしたものが好きだ。
この手の「低リテラシー自己啓発本」では、途中の過程をすっ飛ばしてしまうからね…
自己啓発本には、古典の哲学や宗教の中のエッセンスなども取り入れられている。
その意味では、人類の経験知も多分に含まれているから、そりゃ、いいんだけどね。
きちんと説明されて納得されたい方なの。横っ面張り飛ばされて「とにかくやれ」みたいなのは好きじゃない。
まあでも「うだうだ考えるよりも、まずは行動しろ!」みたいな後押しは、確かに必要だと思う。
だからお前はダメなんだ!と言われたら、ハイ、すみません…と答えるしかないのですけれど。
読み味としては、ちょっと前に読んだ東村アキコの『稲荷神社のキツネさん』に似ている。
halfboileddoc.hatenablog.com
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この手の自己啓発本を全く読んだことない人にとっては、入門編としても内容としても妥当な気がした。