オススメ度 80点
引き続きblogオススメ度100点
- 作者:尾登 雄平
- 発売日: 2019/12/06
- メディア: 単行本
はてなで世界史の面白い情報をマニアックに掘り下げるブログがある。
歴ログー世界史専門ブログ
reki.hatenablog.com
ちょっと見ていただいたらわかるが、めっちゃマニアックな内容でなおかつ量も膨大。
ブログ界でいうともうメジャークラスといいますか、他の追随を許さない質量でした(今も)。
そんな歴ログの人が本を出したという。
そりゃ買うでしょ。買った。
やっぱりよくまとまっているし、ためになる話が多い。
ただ、マニアック度を少し下げているために、ブログででてくる話よりは、強烈にひっかかるところは少なかったかなあと思う。通史的な話であるが、そこは私も歴史好きなので、そこまでは求めていないというか。
しかし平易な文章でめっちゃわかりやすいのは確か。
学校で世界史選択してなくて、教養として仕込んでおきたいのであれば、この人の本か、ライフネット生命の会長の歴史通史が便利だと思う。
あ、でも本も後半になってきたら、歴ログの本来の持ち味と言いますか、マニアックなトピックに差し掛かり、めっぽう面白い。これだよこれこれ、って感じ。
書籍にあたり、その辺りのバランスはすんげえ難しかったんだろうな…と思わせる。
マニア方面だけに振り切るとトリビア感が出るし、重要な大項目だけだと持ち味が出ない。
結果的に、知識ない方から詳しい方まで満足させる作りになっているが、反面、どちらにもうっすら不満な部分はあるんだろうね。
そのあたり、ブログはマイナーリーグで、書籍はメジャーリーグなんだろうか、と思わせるところがある。
で、本買っちゃったら、意外にblogそのものも見に行かなくなったりしたので(なんでだろう、読み終わるまでは、先に本読まにゃと思ってしまうからだからかな)うーん。