- 作者: 濱田浩一郎
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2014/03/28
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教科書にものっている、かの有名な「方丈記」。これはその現代日本語訳。
改めて読んでみると……
じ、実は方丈記って、ちょうど教科書にのせられる程度のほどよい長さの文章なのであって、
内容はけっこうしょうもないのでは……と思った。
ただの生活力のなかった元貴族の後悔の言にすぎないのでは…
今どきのニートも、似たようなこと、言うわな。
今は、「何が語られているのか」だけではなく「誰が語ったのか」というのが重要な時代である。
現代では、誰でもなんでも言葉を発信する権利がある。
その分、言葉は世界中に満ちあふれている。その分、誰がその言葉を発したかで、聴いてくれる人は決まる。
当時、考えたことを文にして残す権利は、一部の上流階級の特権だった。
だから文として形になっただけで、「誰が語ったのか」はあまり顧慮されないのかな。