- アーティスト: sakanoshita norimasa
- 出版社/メーカー: someones's garden records
- 発売日: 2011/11/06
- メディア: CD
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コンピレーション盤なので、いろいろある曲の中の一つだったのだが、どうも聴いた事があるような音だなーと思ってライナーズノーツをみると、Norimasa Sakanoshitaという名前があった。
!
社会人になってから私も連絡をとっていなかったのだが、彼は大学時代、軽音ジャズに所属していたギタリストで、ジャムセッションなどではかなり長い間一緒に演奏をしたものだった。
おお、こんなCDを出しているとは。
ということで、コンピレーションではなく、彼のアルバムをネットから購入。
本当はライブを観に行って、サインでも欲しかったが。
なるほど。
まがうことなき、坂の下君の音だね。
僕が知っている頃の彼は、物静かな性格なのに、ギターを持つと一転、ジャズのセッションもしくはライブで、縦横無尽に弾きまくるという「楽器を持つと人格が変わる系」の人でした。
演奏は、かなり若い頃から図抜けておりまして、とにかく自由度の高くかつフレーズもカラフルで、脳と指先が直結しているキレッキレのコンテンポラリージャズギタリストでありましたが、もともとのルーツであるクラシックギター的な要素、およびジャズのハーモニーおよびタイム感を、彼のなかで完全に消化して、今のようなスタイルを作り上げたのだなあと思う。
今聴くと、演奏そのものは学生のときよりもずいぶん落ち着いたように思うが、もともと落ち着いた人格であり、人となりが素直に表現できる安定感を身につけたのかもしれない。
とても美しいCDで、私寝る前にこれきいたりしてます。