半熟三昧(Half-boiled doctorのアウトプット Blog)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

Triosence "When you come home"

ホェン・ユー・カム・ホーム

ホェン・ユー・カム・ホーム

この前のCalling for rain(http://d.hatena.ne.jp/hanjukudoctor/20120105)と同じくドトールの店内暇つぶし用パンフに取り上げられていたやつです。

 ひとことで言うと、ものすごく白人くさい。
 ジャズ、というよりは白人。
(そんなくくり方も、どうかと思うけれど)

 北欧ジャズということですが、ジャズのもつ、北アメリカ南部感や、黒人感はかなり希薄です。
 どちらかというと、アメリカのクラシック寄りのイージーリスニング(たとえば、ウィンダム・ヒルとか)のような匂いがします。音の重ね方とかそういう語法が。キース・ジャレットの美しさ狙いのフレージング(ケルン・コンサートとか)の時のような匂いも。

 北欧っていわれたらそうなんですけれども、北アメリカ北部のカントリーサイドみたいです。
 ジャケットも水彩画タッチのアメリカの田舎っぽい感じ。

 ジャズでのややどろどろ感、音のダーティーな重ね方が苦手な人には非常にいいのではないかと思います。
 逆にその臭みがすきな人には物足りないかも。
 例えば、ジャムセッション感は全然ないわけですよ。ジャムセッション=予想外の加算を許容しうる猥雑さがなくて、閉じた感じがある。そういう音の作りこみ形が、我々がライブハウスで味わうジャズっぽさじゃないと感じた理由かもしれません。

 今の僕は結構好きかな。これ。

 最後にSometime Agoというスタンダードが取り上げられていますが、これは僕はTromboneなので、Bob Brookmeyerのアルバムにあったのを思い出します。そういやBrookmeyerもこの前死んでしまった…

Bob Brookmeyer & Friends

Bob Brookmeyer & Friends

このアルバムは、後年のBrookmeyerのもつ「クセ」が少なくて、割と聴きやすい。「聴きやすい」とかって例えば赤ワインとかを「飲みやすい」「飲みにくい」とかで判定しているのに近いな。