半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『エントランシング』赤崎真由美

エントランシング

エントランシング

 なんとなくAmazonにて購入。
 名古屋方面はジャズのレベルが高いことで有名ですが、名古屋を中心に活動されておられます赤崎さんのCDを買ってみました――

というのは、まあそうなんですけれども、名古屋、いかないからあんまり存じあげなくて。赤崎さんも、このCDで知りました。
購入理由は、単に片岡雄三さんが聞きたかったから、ということでありました。(僕はトロンボーン吹きなものでして)
 ボーカルにからむTbというのは、ありそうでなさそうでありそうなんですが、やっぱりそんな沢山は音源がないんです。僕はそういうのをちゃんとやりたいと思っているのですが、なかなかいいお手本が見つからないのですが、このCDは、そういう歌伴トロンボーンの、教科書にしてもいいくらいの内容だと思いました。
 ま、トロンボーンが入っているのはアルバムの一部です。
 CD全体を俯瞰してみれば、選曲も結構面白いし、たしかにアレンジも結構凝っていると思いました。(たしかに、っていうのはライナーズノーツの受け売りだからですよ。ピアニストは名古屋を中心に活動されているけど全国区の実力を誇る水野修平さんです)。まあ、その他のパーソネルをみていても、やはり一線級の人達の演奏なんです。

で、肝心のボーカルですが、非常に落ち着いた声ですよね。まろやかで。
お美しい方なので、正面から聴きたいものですが、声質としては、聴き手が後ろを向いて、背中から聴いても沁みいる声だと思いました。