半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『魚を与えるのではなくサカナの釣り方を教えよう』

オススメ度 80点
あんまり本よまない人向け度 100点

一言でいうと、わかりやすい「自己啓発」本。
起業家の親が子供に達意を教える、という形式なので、まあ「金持ち父さん」とかと視座は似ている。

被雇用者視点から、起業家視点に、ローカライズド人材からグローバル人材へ、視点を変える考え方を養うには向いているかもしれない。

この手のビジネス本にとってまずまず当たり前のことが、わかりやすく書かれている。
一つ一つは大したことのないTIPSかもしれないが、全部合わせて読むと、なかなかのものだ。
自由に生きるライフスタイルを目指す人にとっては、まずまず過不足ないんじゃなかろうか。

社会人の新人、若者、子供に一冊渡す、と思うと、確かにいい本かもしれない。何冊か買っておこうかな。
自己啓発本そのものだが、真っ直ぐないい本だ。

以下、備忘録:
・お金を稼いだか稼いでないかではなく、稼いだお金をどうつかうかが幸福感を高めるために重要。
・幸福度が高まる5つのお金の使い方(略)→参考:
・小さな金額でも人の為にお金を使う行為は自分にお金を使うよりもずっと幸せな気持ちになれる。
・お金持ちになったら寄付をしようと考える人がいるけど、そういう人はたいていお金持ちになっても寄付はしない
・結局「成功」とは誰がきめるものでもない
・誰もが考える当たり前のことを誰よりも徹底しれやれば、周りは必ず君を認めるはずだ
・高く飛ぶ為には一旦しゃがまないといけない
・小さなお金の流れをたくさんつくる。
・みんなが不便に感じることを、便利にしてあげる。これらはすべてビジネスになる
・誰かのためにやるから、誰かが助けてくれる
・動くものには引力が働く(引き寄せの法則
・なんでもやってみないとわからない。わかってからやるんじゃなくて、やればわかる
・「完璧を目指すな。70%をめざせ」
・将来問題にぶつかって嫌な感情を持った時に、絶対にその嫌な感情のまま問題の解決に取り組んではいけない
・「聞き上手」になることがコミュニケーションの達人になる方法
・人を信じないと、自分の器は超えられない
・人はなりたい自分にしかなれない
・夢はもつこと自体に意味がある、流されて生きることは楽だが、君自身の「夢」を持とう
・努力は成功のための最低条件(必要条件)
・好奇心・楽観性・オープンマインド・粘り強さ・リスクテイクの5つが運を呼ぶ