若い女性が、お金を持っているおじさんに(パパ活とかではなく)出会い、おじさんの考え方を吸収していく話。
エピソードとしては著者の実体験もあるらしい。
うーん。面白かった。
僕はこういう本ででてくる超絶なお金持ちでもなく、さりとていわゆる庶民でもない。
そうはいっても生活者としての自分は普通の生活をしていて、生きていることに居心地の悪さを感じているコウモリ的な存在である。
確かに自分よりも上の方のお金持には、お金持ちだけのルールというのはあるように思われる。
・お金持ちの世界とそうでない世界では、そもそものルールが違う
・お金持ちも貧乏も、自分で選んだ結果
・物欲がとどまることを知らない『小金持ち』の人たちは可哀相というか、完全に時代遅れ
・お金がほしいのではなく、得たいものは『幸せな感情』
・正の循環によって豊かさをどんどん広げてゆくのが、幸せなお金持ちになる秘訣
・お金に感謝をすることで、世界の捉え方は180度かわる
こういうルールを、ナラティブになんとなく刷り込ませてくれる点で、この本ってよくできてるよなー。
別にそんな変なこと言っていないし、素直に書いてあることを頭に飲み込んでみるのも、一つだとは思う。
でも、こういう多くの自己啓発につながる本って、読んだだけで実践する人はすごく少ない。
すこしでも試してみる人は20%もいないし、愚直に半年くらい続けてみる人は5%もいない。
ジャズの勉強とかでもそうで、これやったらアドリブできるようになりますよ、とか言ったって、やって見る人は10%もおらん。
これをやると確かに「成功する」という成功のノウハウは、巷に溢れている。
そのうち半分くらいは嘘かもしれない。しかし、半分くらいは真実なのだ。
それでもこういうノウハウを実際に試してみる人って、本当に少ないね。
以下、備忘録
・世の中お金がすべてではない。ただ、お金があればできることが増える。これが資本主義の現実
・貧乏人の悩みの99%はお金で解決できる。だが、金持ちの悩みの99%はお金では解決できない。
・節約するくらいなら倍稼ごう
・奪い合いではなく独り占めをしないこと
・お金を稼げる人は、お金を受け取るのが上手な人。お金に意味付けを求めない。
・収入源は複数あった方がいい。働かなくてお金を得る方法を考えよう
・人の行動は習慣化するまでに42日かかる。新しいことに挑戦するとき、期間を意識してとりくむ
・扱うお金の額を増やすには、その金額を実際に使ってみること
・お金よりも時間の方が大事
・豊かな人生を生きたいなら、お金に執着しないこと
・「雨が降っても自己責任、犬に噛まれても自己責任」徹底して自己責任と思うことが、投資をつづけ成功するための鍵。
・「でも」「だって」「どうせ」は禁句