半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『9つの性格〜エニアグラム』『9タイプ診断』

オススメ度 90点
設問の個数が多いのは唯一の弱点度 100点

人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書

人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書

9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

職場の人間関係のMatchingに関するツールというのは色々あるわけです。
世界的に有名なのはMTBI(Myers-Briggs Type Indicator)というやつ。
ちなみに地元で躍進した有名なスーパーでは「霊長類4分類」というので、全職員を診断し、チーム作りに役立てているとか。

我々もそういうのをなにかできないかと思い、「ビリギャル」で有名な坪田氏が提唱している9タイプ診断、そしてその9タイプの源流となるエニアグラムの本に行き着いた。

一読すればいいと思うが、基本的にはこれは自己分析・自己省察のためのものと考えればいい。
いわゆる性格診断というよりは、自分の優先順位を、どこに依拠しているのか、思考なのか感情なのか本能なのか、でわけているらしい。
まあ、どの社会でもこの9タイプは均等に存在する、ということを言っているが、それはどうだろうか。

坪田氏の9タイプは、厳密にいうと「エニアグラム」とは異なるようだが、思想としての厳密性よりも「使いやすさ」を優先しているのでとりまわしがよい。エニアグラムの9タイプと、坪田氏の9タイプは、番号とかその辺は共用でやっている。

うちの職場でもこれをやり始めており、現在500人中70-80人くらいがこれをやっている。
医療機関という特性からなのか、当グループでは、「献身家」(タイプ2)・「堅実家」(タイプ6)がやたらと多かった。

私はタイプ5=研究者タイプだった。なんだ、そうか。
hanjukudoctor.hatenablog.com
こういうエントリは、タイプ5ならではの心情に基づいて書かれていたわけだ。