オススメ度 90点
手元においてリファレンスに使える度 80点
0秒リーダーシップ:「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術
- 作者: ピョートル・フェリークス・グジバチ
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2016/07/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
これも結構いい本。
ただ、ゼロ秒リーダーシップという題名がいいかどうかは疑問。
リーダーではなくてもリーダーシップは大事。
リーダー(これは経営者とかトップではなく、チームをまとめる人全部を指す)に必要な考え方や、資質を要素分解して示してくれている。
職場のリーダー・主任といった、新人の管理職の人は読んでくれたらいいなあと思う。
社会人3年目以降の人にオススメ。
著者は、苦労してアメリカでコンサルタント・チームビルディングをやっている人。ポーランドで冷戦終了後苦学生をやっていて、渡米、その後叩き上げで人材育成・組織開発に関わっているこの分野では多分ものすごく影響力のある人。
リーダーシップは、リスクをとって新しくなにかを始めることを意味する。
- 新しいプロジェクトを始める
- 新しいチームを作る
- 知らない人に声をかけること
- 隣の部署が何をしているか聞いてみること
- 未知のジャンルに取り組むこと
- 新しい仕事のやり方を提案すること
- 「私がやります」と手を挙げること
- みんなとは違う意見を口にすること
- あえて空気を壊す発言をすること
- 新規事業を立ち上げること
- イノベーションを起こして世の中を変えること
「知らない人に声をかける」ということが、リーダーシップといわれると違和感を感じるかもしれないけれども、確かに状況をリードしようという行為ではある。
章立てで、簡潔に要素分解してくれているので、イノベーティブシンキング・プロトタイプシンキング・デジタルリーダーシップ、ラーニングアジリティ、コミュニティリーダーシップ、コンプレクシティリーダーシップ、エモーショナルインテリジェンス、マインドフルリーダーシップ、リーダーシッププレゼンス。
もとが英語の本なのでこういう風に英語で列挙されると、ちょっとわかりにくいかもしれないが、チャプターそれぞれが、とても勉強にはなる内容だった。よくあるビジネス書の内容数冊分がまとまったような感じ。
ノートに抜書きしてもいいかもしれない。