おススメ度 90点
それにしてもセットの合間にラード食う師匠はどうかしてる度 80点
とんかつDJアゲ太郎 コミックセット (ジャンプコミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 小山ゆうじろう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: コミック
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とんかつDJアゲ太郎 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: イーピャオ,小山ゆうじろう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: Kindle版
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- 作者: イーピャオ,小山ゆうじろう
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とんかつDJアゲ太郎 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: イーピャオ,小山ゆうじろう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/11/02
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気がつくと、とんかつDJあげたろうが完結していた。
絵柄はもうとんでもなく未熟な雰囲気ではあるものの、ストーリーは、ジャンプの良き伝統である「努力・友情・勝利!」を地でゆくような爽やかな成長譚。
ただ、そもそも女性キャラを描くには画力が足りなかったのか、1巻から続いてきた淡い恋心も、全くかすることもなく終わる。
でも11巻もつづいた物語の大団円は、とても満足がいくものだった。
あげたろうの人徳なのか、音楽は敵を作らない、というメッセージなのか、よきライバル達も切磋琢磨で競い合い、とても平和だ。
前世代のしぶかつとビッグマスターフライの家族のエピソード、世界がつながるエピソードには、ただただ感動。
……音楽は世界を救うのかもしれない。
という、多幸感につつまれる漫画(絵はちょっとアレだけど)。
ただ、ジャズの地方コミュニティに棲息している人間からすれば、そんないい話ばっかりじゃないとは思うんだけどな。
なんかめんどくさい話はいっぱいあるし、お金がからむと、よりドロドロしたり、アンフェアな話もいっぱいあるんだとは思う。
それに、ジャズ・ミュージシャンという少人数の前で地道に演奏する人種からみると、DJって「身を汚さず」感がある。
プレイヤーとDJの関係って、社畜と経営コンサルタントの関係性にも似ていて、ある種のアンビバレンツな感じがあるのだ。
ま、そのへんは抜きにして。
そこんとこは、東京の商人というあげたろうの出自と江戸前の「きっぷのよさ」を反映してか、基本的には身ぎれいだよね。