- 作者: 三宅勝久
- 出版社/メーカー: 同時代社
- 発売日: 2018/06/18
- メディア: 単行本
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なぜこの本を買ったというと……
えーと、ここからは、仮にの話、フィクションとおもってください。
去年7月に広島県で水害あったじゃないですか。
我が街のある地域でも、多くの建物が床上浸水の被害にあったんです。
が、賃貸アパートに住んでいた人達は、建物がだめになったから出ていってくれと一方的に言われたらしく……
しかも災害時の約款で、敷礼金は返さなくていいんだ、という。
それで家財道具も全部だめになって、一切お金の保証もなく放り出された。
と結構多くの人が怒っていたんですよね。
そういう対応をしたアパートはくだんの大東建託。
複数の被災者から「大東建託絶対許さん」という怨嗟の声を聴いたんです。
以上、ここまで。
あくまで風の噂ですよ。ここまでのくだりは、真偽のほどはあえてたださないでほしいです。
そういうことで、大東建託どんな会社なん?と思っていたんですよ。
上記のエピソードは、裏をかえせば、顧客=アパートオーナーを大事にしている、といえんこともないけどなー…と
そういう腹黒い心もあった。
この本はわかりやすく「アンチ大東建託」本。
社員は、成功報酬(歩合)制。高収入であるがその分無理な融資などに、リスクをとって自腹を切ったりするのが慣行化していた話。
一括借上げ契約の罠であるとか、そういうブラック企業ぶりのエピソードてんこもり。
電通鬼十則をそのまま朝礼で唱和するあたりも、ブラック臭はぷんぷんします。
この本を読む限り、アパートオーナーを一義的に尊重しているわけでもなさそうで、なかなか講評はむずかしいところですが、
自分の商哲学からはかけ離れているなーと思いました(最大級の婉曲表現)。