昨年、ジェーン・スー女史の番組がきっかけで、伊藤亜和さんの「存在の耐えられない愛おしさ」を読んだ。
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とても、よかったのだ。
しかし「どんな人間も、自分の身の回りの出来事を書けば、一冊の本くらいになる」なんて言葉もあったりするし、そもそも特殊な環境の特殊な出来事を描いているのだから、作家としてサステイナビリティがどうなのかな…とか少し心配していたのだが、さっさと、二冊目の本が発売されたのだ。早いな!
そして。
二冊目の本もやっぱり面白かったのである。
この人はちゃあんと作家で、多分今後もずっといいものを書くんじゃないかと確信できた。
どのエピソードも、この人の目というフィルターを通して、非常に味わい深く読める。
この方はいささかイレギュラーな出自でイレギュラーな家庭環境で、イレギュラーな体験も多いのだけれど、私などが体験できるはずもないエピソードでも、感情のあわいが、共感できる形で届けられる筆力はすごいと思う。
一つ一つのエッセイにすごく感情を揺さぶられる。
もの書きとしても、一人の生活者としても、
もっともっと羽ばたいてほしい。
というわけで周りにもオススメしている(社内の読書部とかで)。
3作目も4作目も、エッセイ以外の作品も読んでみたい。
