半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『タダでテレビに取り上げられる方法』

いけないいけない、気がつくと20日弱更新を怠っていた。

冬は活動不如意になるのもあるんですけれど、最近ルーチンワークを処理しきれなくなっていたのです。
本を読む頻度も、正直結構減っていた。
冬は苦手だな。

* * *

オススメ 90点

そんな『プチうつ』ではあるが、取り上げる本はこんな下心まるだしの本。
タイトルが、すげー都合いい感じでいいですよね(笑)。
内容はタイトルそのままなんですが、まずまず役に立つと思いました。

以下、要点。

  • SNS時代、テレビはオールドメディアであり、「オワコン」とも取られやすいけど、未だに情報にリーチする力は絶大であり、侮れない影響力をもっている。
  • むしろネット時代の今こそテレビでのPRが有効。
  • テレビ発の情報は、SNSで共通の話題として拡散されやすい性質をもっている。
  • テレビでCMを打つには何千万もの広告費が必要だが、そうではなく、テレビに取材してもらう場合は、タダ。
  • PRとしてお金を出してテレビに売り込む場合は、PR枠となる。宣伝目的と、メディアが主体的に取材を行い情報発信を行うことは、明確に区別しなければいけないと放送法で決まっている。
  • 反社会的な内容やアダルトな情報は、現在は昔に比べて規制が厳しいのでNG。
  • 主婦や高齢者に受け入れられやすい訴求ポイント一覧(省略)
  • ただし、TVの効果は「瞬間最大風速」あくまでこれを「きっかけ」として飛躍する必要がある。
  • テレビマンが取り上げる4つのポイント(省略)

テレビマンの経験から、取材されやすい、プレスリリースの書き方とか、とにかく実践的だった。
「テレビ側はこう考えてこういう風に番組を作っています」
というのがわかりやすく書かれていたので、目からウロコでした。

医療法人は、自分たちから宣伝はできないので、こういう宣伝を上手に使うことがかなり重要かもしれない。
ローカルメディアなら、訴求力はかなりあると思うし。
PRでなく取材ということであれば、医療広告の規制も、かなり回避できる。

が、なかなかハードルが高いね。
というのは、私個人は、取材が苦手。
およそフォトジェニックとは程遠い。
My Funny Valentineの歌詞にある、”Un-phtographable” ってやつ。
笑顔も苦手で、スマホでのセルフィーですらひきつった笑いになってしまう。
テレビ苦手だなー。
経営者の端くれではあるので、ローカルな取材はしばしば受けたけど、今までの出来栄えは大体後悔した。

取材に耐えうるようにするなら広報担当にカワイイ子を任命しよう。そうしよう。