- アーティスト: phat,坂本龍一,ピーター・バラカン
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/03/06
- メディア: CD
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ギリギリのアコースティックさを残しつつ、いわゆるジャズの語法で作られていない索漠とした寄る辺ない空間に、モチーフとしてヘンテコな(非ダイアトニックかつ非バップ的な)フレーズを展開させるというか。インプロヴィゼーション、というのともちょっと違うように思う。モチーフは展開していきません。静的ですがテクノです。メカニカルなパーツを敷き詰めようとしている感じでしょうか。しかし音空間に余裕があり、ノイジーではないゆえに、いわゆるアナログ的なグルーブもある、ちゅうか。
イマドキの音だと思う。
ただ、自分の好みではないですね。
こういうサウンドは曲というラベリングに希薄なきらいがあるわけで、"Tighen Up"とか、そういうキャッチーな曲を採り上げても、持ち味を殺してしまわないかと思うわけです。まぁ、マーケティング的な、大人の事情みたいなものもあるのかもしれませんが。オリジナルの曲の方が(僕はよくわからないにしろ)いいと思う。