"Karma" Robin Eubanks

Karma

　ロビン・ユーバンクスという人は割と新しいスタイルのトロンボーンの人です(とはいえ今ではもう若手ではないんですが）。
　どちらかというとソロはコンテンポラリーな匂いがあるし、結構実力派なんだけど、ストレートアヘッドなジャズをちょっと嫌っているようなところがあります。例えば彼は絶対にウィントン・マルサリスのバンドには入らないと思う。

　僕はStevie Wonderの"Overjoyed"をやったり、他にもスタンダードをいくつかやっている"Different Perspective"という盤を愛聴していましたが、学生のときに周りで幾人かがもっていたのがこの"Karma"でした。これとそれがロビンユーバンクスの中では入手しやすい盤であったということです。そうやって借りて聴いた憶えがありますが、中古屋で遭遇し、懐かしかったので購入しました。

　やっぱり、いわゆるクラシカルなジャズの形式ではなく、フュージョンというかジャズというか、という趣のサウンドです。一曲このアルバムでもStevie Wonderの曲をやっていました。

Different Perspectives

(最近はSteve Turreとの競演盤とか、JJトリビュートみたいな、ストレートなジャズ盤も出しているようですが)