- 作者: 藤原新也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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結局こういう話はどうしたってパーソナルなものにならざるを得ないわけで、非常に虫瞰的な視点で物事を見ているという感じはあります。
昔は「オカルト」といいましたが、ああいう怪奇現象を導入しなくても、世の中には、単にデカルト平面では説明出来ないような奇妙な縁とかそういうものがあるわけでして、ガチガチの理系の私にすら、幾つかそういう事例はある。
最近はスピリチュアルというのが流行っているわけですが、ああいう言葉でカテゴライズするのはどうも僕は好きになれないです(そして、あのスピリチュアルで、一番納得がいかないのは、美輪明宏氏がああいうムーブメントの真ん中辺に居るところ。美輪ファンとしては)。でもまあ、藤原新也の感じていることも、内容としては近いところがあると思う。
そういう、スピリチュアル的な要素をほのめかせばもうちょっと売れるような気はしますが、そうしなかったのは藤原氏の見識なんでしょうか。