- アーティスト: ハンプトン・ホーズ,レッド・ミッチェル,チャック・トンプソン
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: CD
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vol.3のワニジャケは昔から持っていたんで結構ききこみました。
これも名盤だと思うんですがこれは後輩か誰かが持っていてその家で聴いたりしたからまあいいかと思ってそのままスルーしていた一枚。そういうの結構あるよね。例えばマイルスの"Bag's Groove"とかもそうです。クールストラッティンは社会人になって二年目くらいに買いました。
で、そういうのは、例えばドラクエで、ちっちゃいメダルをコンプリートするためだけに歩き回る行動にも似て、あんまり買う喜びはない。買ってもあんまり聴かないし。貸してそのまま返ってこなかったCDを買い直すのもそう。
そんな経緯があるので内容についてはあまりフックする所がないわけですが、 刻んでいく系のフレーズのごりごりスウィングするピアノで、とにかく軽快であります。あんまりナルシスト的な感じを受けないのは、いいよね。
しかしハンプトン・ホーズは常套句にあんまり幅がないというか、ツーファイブの解決が結構似かよっていて、ソロを聴いていると、「あっこのフレーズ、あっまたこのフレーズ」みたいなんが多い。特に顕著なのがブルースで、ブルースの時のソロのフレーズのしまい方が、もの凄く同じ。手癖なんでしょう。大脳を使っているというより小脳でソロをとっている感じです。
まっ、しゃべる時に、「まっ」とか、間に挟むひととか、まっ、いるじゃないですか。ハンプトン・ホーズのソロには、まっ、そんな感じがあります。
Clifford Brownのアルバムで良く弾いている、バド・パウエルの弟、リッチーパウエルも、そんなフレーズ癖がありますよね。
しかし、この紹介欄の「ザ・トリオ」はないよな。ダイソーで売ってそう。