引きこもりの人、自己実現をしようと思ってもうまくいかない人、自分の人生が外的要因によって選ばれたとしか思えない人、今自分が直面している現実に対して齟齬を感じている人のための本。基本的には対話という形式で語られている。
イヤ、これはなかなか心に響きました。というのも、私にもそういう内在した悩みがあるからで、そういう悩みを「診断」するためにはこの本はとてもいいように思う。ただ、「治療」つまり対策に関しては正直いって共感できる部分は少ない。もっとも、そんなに簡単な話ではないので、誰にでも普遍的な解決方法など、存在しないのだから。