半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"GO GIRL" 矢野顕子

GO GIRL

GO GIRL

 中古で安かった。
 矢野顕子というとだいたい、真っ白な空間の中で、グランドピアノを一人弾いて、もの凄く濃い自分空間を作り上げる人というイメージを想像してしまいがちですが、バンドでやっているやつも、結構いいんですよね。
僕は自分の音楽的素性との親和性というものもあるんですが、矢野が渡米して、トニーニョ・オルタとかとやっている頃が一番すきです。YMOの辺りの人達とからんでいる初期のはよくわからない。

 このアルバムも「独りピアノ」ではなく、多少バンド的作り込みをされています。しかし、バンド、というには中途半端でありまして、正直言って、ちょっと電気指数が高すぎて、矢野顕子のヴォーカル力が活かされていないように感じられる。

 『となりの山田君』のテーマが入っていますが、これはいい。ジブリは、時々、いい選曲をすることがありますね。安田成美の『風の谷のナウシカ』だけはいかがなものかと思いますけれども。
 でもこのトラックだけ、プロデュースが別だそうです。じゃあこのトラック以外のアルバムの意義って…