クボタタケシ MIX CD NEO CLASSICS (CCCD)
- アーティスト: オムニバス,WACK WACK RHYTHM BAND,トリニダード・オイル・カンパニー,DR.YANN’S BEAT CLASSICS for SEIKO ITO’S MESS/AGE,ピエール・マイゼロワ,DJ CITI,YUSH 2K,ブッチ・キャシディ・サウンド・システム,パバン,MANASSEH,マテオ&マトス
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2003/10/22
- メディア: CD
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空中キャンプ(id:zoot32)という大変面白いサイトがあるのですが、そこのプロフィール画像に、このCDジャケットが使われています。このジャケ写をみて、あっなんかみたことがある!と思って購入。なんかDJの人とかが集まっていそうなちょいオシャレげな中古レコード屋においてありました。
Neo Classicsという名に恥じず、現在のPopsの源流となりうるような音楽、各ジャンルのルーツ感漂う音楽のコンピレーション、という感じなんでしょうか。一貫してJazzを聴き続け、ジャズとの関わりという軸で音楽を俯瞰する癖がしみついている僕にとっては、ラテンとレゲエはちょっと弱点。他の民族音楽的な源流はあまり詳しくないので面白かったですね。
僕のように「文脈史観」で音楽を聴くというのは、いわば骨董の鑑賞のようなものです。それに対してDJという人達は、あくまでも自分のセンスというものでその音楽を判断することが要求されるわけで、これは、たとえば香水とかの善し悪しを嗅覚だけで判断するのと同じで、そこに必要なのはセンス。いくら文脈的な「筋」が良くても、クソみたいなトラックはあるし、その逆もしかり。DJという人種は、本質的にそういう価値判断を常に行っているわけで、大変だなあ、音楽を嫌いになったりする瞬間とかないのかなあとか、僕などは思ってしまう。
しかし、コンピレーションとして悪くはないのに、一枚通して聴くと妙に疲れてしまうのはなぜだろう。たぶん僕が、香水のように音楽を鑑賞することに慣れていず、骨董のように鑑賞してしまうからだと思う。
酒でも入れて聴き直そう。