演技でいいから友達でいて―僕が学んだ舞台の達人 (幻冬舎文庫)
- 作者: 松尾スズキ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 文庫
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書店で結構平積みされていてびっくりする。
演劇業界の人達との対談集。内容も、演劇のこと中心。
地方在住の私は松尾スズキの非テレビ演劇を観る機会に恵まれていません。ライターとしての彼は、無頼……とまではいかないまでも阿呆然としたキャラクターです。
が、この本では、演劇人として、演劇に関してかなり深い議論をしているわけです。技術的な、細かいことを。あーこれがこの人本来のフィールドだよね、ちゃんと仕事してんだーと見直しました。
いやほら、マンハッタン・ラブストーリーとかで、「具が多〜い!!」って言ってるくらいしか知らないわけでさ。
たとえるならば、アホキャラで通っていた後輩の子の、バイト先の塾での超絶優良講義と、彼を本気で尊敬している子供達を目にした時の気持ちにも似た。