つい最近、とあるビッグバンドに参加した。地元のビッグバンド。とある有名ジャズマンの演奏にジョイントして、オープニングアクトを行うということで。
5曲ではあったのだが、Weather Reportの楽曲にちなんだもの。
E.S.P.というマイルスセカンドクインテット時代の名曲をビッグバンドアレンジにしたものもやったんですが、難しいのなんの!
Miles Davis-E.S.P. (1965) HD
これがマイルス黄金期の作品。ウェイン・ショーターの異才ぶりは、今見ても新鮮である。
Millennium Jazz Orchestra & Ed Neumeister - ESP
このビッグバンドアレンジをやりました。Tb奏者のEd Numeisterの部分のソロもやりました。これ難しすぎるやろ。
話がめっちゃそれましたが、そんなこんなだからか、Kindle日替わりセールで ESPというこの小説が出ていた時に、衝動買いしてしまう。さらりと読めました。
まあ『超能力学園Z』日本版+怨霊。みたいな話。
一冊で簡潔にまとまっている。
ま、ラノベ、なんでしょうかね。この改行の多さから言えば。
少年少女+超能力の話というのは、
多感で繊細な時期、「成長」に対する不安という意味で、普遍的なものを描写しているので、多分若者には感情移入しやすいですよね。
流石に、45歳の私は、自分の持っているカードで勝負する世界でやってきて長い。
手持ちのカードにはろくなものがなくても、それでやるしかないのである。
こういう若者向け小説は、ある種他人事として、冷めてしまう。自分が骨の髄まで中年になってしまったのだなあと思った。
我、老いたり。