- アーティスト: Paquito D'Rivera
- 出版社/メーカー: Town Crier
- 発売日: 1998/05/05
- メディア: CD
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今回の記事は、そもそも届く対象が非常に狭いものだと思いますが、すいません。
* * *
Jay Ashby。
日本ではあまり知名度がないトロンボニスト。
CD買いの自分のアーカイブに、ほんの時々だけ顔をみせる、はぐれメタルのようなキャラなのですが、僕には非常に印象に残るミュージシャンでした。なぜなら「こんな風に吹きたいな」という自分のイメージに、ほぼ過不足ない音だからだ。
例えば、Conrad Herwigというトロンボニスト(デイブ・リーブマンと共演したりするめっちゃコンテンポラリーな人です)には一時憧れていた時があったが、ハイノートや激早なパッセージも含めて、自分がそれを演奏しているというイメージがわかない。
youtu.be
絶対でけへんやろこんなん!
対してJay Ashbyは、基本的には歌う系のフレージング。スムース。
パッセージの早さなどは憧れるに足る存在でありながら、アクセントやイントネーションは控えめで、僕の目指しているのに近いし、フレーズは新奇さはないが、とにかく心地よい。音色も自分の好み。
自分のタイプの上位互換、と言ってもいいくらい。
Jay Ashbyについては、今回バイオグラフィーをネットで収集してみたわけですが、
・Brazilian Musicとの親和性が高い
・基本的にはマルチプレイヤー
・Producerでは、Latin-Musicで5度のグラミー受賞(すごいね!)
・オバーリン大学で講師とかしている
だそうだ。
Claudio Roditiと共演が多い印象がある。私のCDのアーカイブの中でも、Roditiがらみだった。
たとえが悪いが、B型肝炎存在下でしか感染しない、D型肝炎ウイルス(HDV)みたいなものだろうか。
- アーティスト: Klaus Ignatzek
- 出版社/メーカー: Candid Records
- 発売日: 1995/08/22
- メディア: CD
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音色のヌケのよさが印象的なTp/Tbによる二管の佳作。これもClaudio Roditi。サウンドは申し分ないのだが、オリジナル曲の曲名のパチモン感だけは手放しで褒められない。Whisper Yes、とか、Return Voyageとか、Jay by Jayとか。これ
こんなアルバム友達に勧めたらバカかと思われるだろ!でも内容はいい。
- アーティスト: CLAUDIO RODITI
- 出版社/メーカー: RESERVOIR
- 発売日: 2009/03/07
- メディア: CD
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Roditiがスタンダードとかやっている盤。
動画を漁ったら、結構ありましたね。
youtu.be
これは、ちょっとエイトビートのIn a sentimental mood。
こういうの聴くと、Nils Landgrenっぽい感じもしますね。
youtu.be
これは先ほどのアルバム中のオリジナル曲、Jay By Jay。ゆったりしたメロディーのファストテンポの曲という、やる方にとってはまあまあ地獄なやつ。
2分くらいからトロンボーンのソロです。
これのソロコピーしたなーと懐かしく思い出します(いやなかなかできないんですけど…)。