SNSのWeb漫画アプリで興味がでたので読んでみた。
近未来日本。ポストアポカリプスもの、といってもいいのかもしれないが、北斗の拳的世界の日本。
そこの三国時代。
そんな中で活躍する天才軍師、三角青輝の一代記。みたいな体裁ではあるのだけれども、
主人公に対峙する董卓のような曹操のような奸雄、内務卿 平殿器が、事実上の主人公というか主役のような感じ。
人を人とも思わない態度。人命軽視ですぐ処刑する。
「私をいやな気持ちにさせたから」という理由で。
というわけで、常に命の危険のある世界で、頭でのし上がっていくというのは、なかなかストレスフルなんじゃないかとは思うが、
そういう緊迫した感じの話。
しかし「私をいやな気持ちにさせた」ということが組織の中の賞罰に直結するというのは、
なんだか、巷間にぎわせているビッグモーターの副社長みたいな感じではある。
独裁の類型なんでしょうね。
そういうやり方をしていると、みんな息を潜めてその独裁者の一挙一投足を見守もらざるをえないので、
権力強化に導きやすい。
軍師が主人公という点ではヒストリエっぽいところもあるし、
日本っぽい土地が三国時代である点では「竜女戦記」っぽくもある。『竜女戦記』 - 半熟三昧(本とか音楽とか)
ポストアポカリプスでの戦乱を描くという点では「望郷太郎」っぽくもあるかもしれない。
halfboileddoc.hatenablog.com