オススメ度100点
冷静度 100点
ばぶ先生こと峰宗太郎先生の本。
Twitterで噂になっていたので読んでみた。
うーん、なるほど。これは……。
うん。とりあえず読んで損はないね。
今年に入ってからツイッターを始めいろんなSNSに流言飛語が飛び交っていたが、この一年の喧騒を総括し、コロナウイルスについて総括できる一冊だと思う。
確かにこれ一冊読んでおけば、2020年のコロナウイルスについてのあらましの、トンデモじゃない議論が全部載っていますね。
そして、ワクチンについても、免疫学についても、めちゃめちゃわかりやすい。
対談形式ということもあるが、それを除けても、理解しやすいですね。
刊行が比較的最近(12月1日。11月のデータも載っている、ホヤホヤの本だ)
そして、今からの「第三波」が、正念場(むしろ第一波くらいに考えたほうがいい)という謂いに、やはり覚悟を固める必要があるのだな…とは感じた。
新しいワクチンのメカニズムについては全然知識がなかったので、ウイルスヴェクターを利用したmRNAワクチンというものだったんだ…というのは新鮮でした。
本の一部には、前から自分が言っていたことも同じ意見があって、ちょっとうれしかった。
hanjukudoctor.hatenablog.com
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終章では、「メディア・リテラシー」そのものに対する意見もあったりして、そこもSNSやワイドショーの流言飛語に右往左往されがちな現状について警鐘をならしてくれている。
我々は医療に関しては専門家なので、医療のトンデモのようなものは弁別することができるが、他の部門については、やはりリテラシーを働かせて、知識のインプットについては、よくよく考えてやらないといけないな、と思った。