オススメ度 60点
広川太一郎度 120点
キングコングのパロディ版といいますか…かなりカルトな映画。
昔の『タモリ倶楽部』に配給会社別、大コケした洋画選手権みたいなやつで紹介されていた。
それで興味を覚え、観てみることにした。
DVDを購入するのはかなり久しぶりだ。今は多くのものはアマゾンプライムとかで観ることもできるしね。
映画はまあ、C級映画。
いや、Z級……といってもいいかもしれない。
ただまあ、バイオレンス映画だったキングコング(当然ながら男尊女卑的な世界観。というか、文字通り「トロフィーワイフ」のような扱いを受けるヒロインもでてくる)にくらべて、いわゆるヒッピームーブメントにのっとった、花と平和、男女平等のメッセージと、へんなミュージカルテイストの劇中曲の「お花畑」映画、だった。
撮影はかなり場当たり的で、チープ。
冒頭10分くらいは笑えるけど、もうあまりにも陳腐さがすぎて、そのあとは、乾いた笑いしかでてこなくなる。
また、吹き替えが、広川太一郎とか、有名人を起用しているのだが、アドリブを効かせすぎていて、ちょっとオーバー・ファンクならぬ、オーバー太一郎なのである。
はっきりいってやりすぎだ。
これはもう、おしゃれカフェとかに壁面プロジェクターで無音で流す分には「うけるー」で済むだろうが、一人で家で観るにはちょっとつらすぎるかもしれない。
もしくはカップルで観るのが正解かもしれない。
映像に飽きたらセックスすればいいからだ。
多分一戦終えた頃にエンディング。スッキリした気分で観劇を終えられるだろう。