白い舟

白い船 [DVD]

　この映画がとられた頃、この映画に出ていた地方で研修していたのです。その頃その地方では話題となっていたんですけれども、スルー。知り合いがエキストラで出ていたりしました。
　で、同じくこの地方に行っていた同級生が買ったDVDを借りてたわけですけれども、今さらながらようやっと観ました。はよ返さないと。

　………
　……むーん。こりゃ売れへんわ。
　ヤマなし、オチなし。（意味なし、とまでは言わない）。
　まあ、どうしたってそんなに映画的に盛り上がる話ではないですから、そういう意味ではどぎついばっかりで内容のないハリウッド映画よりましなのかもしれん。
　非常に静的な映画です。植物的、といってもいいかもしれない。

　ただ、所々で挿入される、塩津の自然の情景は、うっとりするほど美しい。海が吸い込まれそうに綺麗にとれてます。実際は曇りの日が多いから、こんなに陽の光が美しく照っている状態はそれほどはないんですけれどもね。

　あ！ラストのとこ、なんか先生とイボリー(尾美としのり)つきあってるくさい！

　ちなみにローカルな話をしますと、この塩津分校のすぐ下に昔は市立病院の派出診療所がありました。僕がここに来た直後は週一回車でこの診療所に往診に行っていました。とはいえ、すでにこの診療所は役目を終えていて、そこに来る人は殆どいず、帰りに二三軒の家に直接往診に行くのがメインで、そのうちに、診療所には寄らず、直接往診に行くだけになってしまいました。実際車があれば、病院に直接いけるんですよね。きょうびは。