- 作者: 見城徹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/06/06
- メディア: 単行本
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- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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まだ取り上げてませんが箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」は僕も読みました。
その箕輪さんが手がけた幻冬舎の見城さんの自伝的な著書がこれ。
見城氏の生い立ちのエピソードを踏まえて熱い人生指南が語られるので、説得力がある。
親が飲んだくれで自分もかっこよくもないコンプレックスから、反骨心あふれる若者時代。
吉本隆明の詩集に傾倒した学生時代。
惚れ込んだ作家を徹底的にラブコールを送り担当編集者としてヒットを飛ばした編集者時代。
ただし、村上春樹には敬遠されたそうで。
無理もない。見城氏のスタイルは村上春樹とは相容れないと思う。とは言え、見城氏も春樹をくさすのではなく、すばらしいが縁がなかったとフェアなコメントを残している。
「自己検証・自己嫌悪・自己否定の3つがなければ人は進歩しない」
読書経験を重ねた人間は一度は左翼にかぶれる。思想が純化され、現実の人や社会が汚れて見えて仕方がないから。
僕も多分苦手なタイプの人だけど(多分「圧がすごい」タイプだと思うから)、すごい人なんだなあと思った。
本当に本が好きなんだなと思う。だから紹介されている本、何冊か読みたくなったものもある。
うん、いい本です。
- 作者: 箕輪厚介
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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