- 作者: 前田裕二
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なんか最近Newspicksの本ばっかり取り上げてますけど、去年の秋頃にマイブームがあったのです。
それに、本アホほど買っていたら、Newspicks売れ筋だから紹介されるんですよね。しゃあない。
そもそもは、箕輪さんと見城さんの本で、コロリとやられてもいます。
Newspicks、裏切らないね。
前田裕二氏は、去年石原さとみとの恋愛が報じられた人。へー(棒読み)。
Showroomというライヴ配信アプリを作っている会社の人。
という、前情報で読み始めたわけですけども。
いやいや驚いた。この人もすごいな*1。
幼少期のストリートミュージシャンをしている時の原体験、
スナックに潜む、永続するコミュニティの本質
モノ消費からヒト消費へ。
完成されたエンターテイメントではなく、余白、もしくは常連の存在、観客に「自分が補完しなければ」という感情を抱かせることが必要。
スナックで起きる「トラブル」さえも、コミュニティの深まりや永続性のためには必要なことであるという視点。
ファンビジネスの4象限などは、自分の今やっていることのプレゼンでもあるのだが、非常に示唆に富む。
後半の株式のブローカー時代のエピソードから、今の会社を立ち上げるまでの回顧録では、
「人に好かれることの意味」「一人の力では地球は動かせない」ことに気付かされるまで。思いやりとは「他者」の目をもつこと。
実際に会社経営で経験したことが語られる。サラリーマン時代の鬼エピソード、そして人生の「選択と集中」。
よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います
別に自己啓発本ではないのだが、まあ読んだらやたらアドレナリンがでますね。結構オススメだと思います。
地方都市で、ジャズ文化、というまあ金にならないコンテンツに、僕も微妙に関わっているわけですけれども、こういうコンセプトを何か活かせないだろうか、と思う。スナック文化と、地方ジャズ文化(特にジャムセッションを主戦場とする店)。実は共通点は結構あると思うんだな。
ということで、早速Showroom、ダウンロードしては見ましたが、うーん………
今の自分の生活にはあまりクロスしないなあ……
*1:考えてみれば30ソコソコでスタートアップをしている時点で、そいつはバケモノ級にすごいのだ。当たり前だ