あれまあ、気がつくと3ヶ月くらい経っていました。いやほんと10月から仕事面で怒涛の展開で…またどこかでまとめて書くことができればいいのですが、今はちょっと生生しすぎます。
- 作者: J.C.カリエール,G.ベシュテル,高遠弘美
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2003/09/20
- メディア: 単行本
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かなり分厚い本です。本棚においたらこんな感じです。あえて真面目な棚に置いてはみました。その手前にある世界毒舌大辞典、っていうのもどうかとは思うけど。
珍説愚説辞典は、古今東西の変な考え方(=珍説・愚説ですね)を網羅的に集めて、ラベリングをし、分類したものです。以上。
紙の値段が高額であった時代に発せられた珍説・愚説はある種の価値があるのではないかなあと思う反面、昔だろうが珍説愚説はくだらなくて、時間のムダではある。この私のBlogもそうだが、無名の人間が大量の文章を垂れ流す現在では、1日でこの本にある量の数倍の珍説・愚説がネット上では吐き出され続けている。単位時間あたりに生成されるテキストの中で、意義あるものの比率は、紙書籍の時代は意義あるテキストの比率は相応に高かっただろうが、今ではむしろ逓減して、ゼロに近づいていると思う。現代は珍説愚説も味わうことなくそのまま廃棄され忘れ去られてしまう時代である。
しかし、それはさておき、網羅的な閲覧や検索の利便性から言うと、紙の書籍であるより、電子書籍の方がいいのではないか、とも思う。ラベリングの恣意性を考えると、検索には全く向いていない。そういうのも含めて全く無意味な一冊ではある。大学生の時分であれば「おれ本棚に変な本持ってるんだぜ」的に宅飲みの際に見せびらかす為に飾っておく、くらいの意味しかない。