半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"Gone with Golson" Benny Golson

Gone With Golson

Gone With Golson

 CDを貯蔵するスペースが空いたお陰で、最近は手が伸びなかった結構どうでもいいジャズのCDも、買うようになってます。特に、学生の頃主戦場にしていた二管/三管のハードバップとか。
 Curtis Fuller好きだからサイドメンで参加しているのは腐るほど持っていますが、実はBenny Golsonのリーダー作を買うのは初めてかもしれん。とはいえ、「運転手は僕だ、車掌は君だ」みたいなもんで、Benny Golsonのリーダー作とCurtis Fullerのリーダー作と何が違うかと言われると、多分本質的な違いはないと思う。やってるメンツはほとんど一緒。

 このアルバムは存外によかった。この前買ったKenny Dorhamのは(http://d.hatena.ne.jp/hanjukudoctor/20061219)イマイチだったけど、小気味いい。なんかね、二人の息がぴったりあっているせいで、テーマのからみ方とかがの馴染み方が半端ではない。

 あと、Bonus TrackはA bit of heavenという曲なんですけれども、Curtis Fuller作です。BOSS OF THE SOUL STREAM TROMBONEというカーティスフラーのアルバムにMr.L(Lido Roadという別名もある)といういい曲があるんですけれども、それによく似ていました。多分原型なんだと思うが、しみじみするいい曲です。

Boss of Soul-Stream Trombone

Boss of Soul-Stream Trombone

 何でもない無名の食堂で出てきた日替わり定食がうまかった、みたいな、そんな感じのアルバムです。