半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"saigenji" saigenji

saigenji

saigenji

 以前、"ラ・プエルタ"la puertaを買って、非常に印象がよかったので、中古屋にあったのを買ってみました。
 このアルバムが事実上のデビュー作ということになるようですが、サイゲンジ自身のギタープレイは、このデビュー作でもうすでに完成されているように思いました。
 ぼやっと聴いている分にはラ・プエルタと区別がつきません。

 リズムの出し方がうまいなあ。押尾コータローとかとはまた違ったリズムの巧さがある。リズミカルにギターを弾きながら、リズミカルな奇声を発するというスタイルには、確かにミルトン・ナシメントとか、いわゆるリオ・ボッサではなくて、もっとアーシーな、田舎くさいボッサの影響が深いようにも思います。ジョアン・ボスコとか、タニア・マリアとも近いかもしれないなあ。

 『手の平を太陽に』という曲があったから、あの有名な童謡をオリジナルアレンジでうまく処理しているのかな?と思ったら、これは、オリジナルなんですねー。