半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『バブルの肖像』都築響一

バブルの肖像

バブルの肖像

この人の『夜露死苦現代詩』を読みたくてずーっと探して居るんですが、なかなか置いてない。(僕の探し方が悪いのかも。それとも書店の担当者のせいなのかも。写真のコーナーなのか、詩とかのコーナーなのか、非常に判断に困る本のような気もするし。)
というわけで、これを代わりに買ってきた。鶏肉がないから豚肉でとか、そういうもんじゃあないんだけど、なんとなく収まりがつかなかったので。

 でも、この本も結構面白い。
 バブルの頃の日本を振り返る。

 僕は1974年生まれで、ちょうどこういうバブルに乗り遅れた世代なわけです。思春期の頃、大人達が浮かれているのを横目に倍率の高い大学受験をくぐり抜けてきたわけで、バブルには軽いルサンチマンがある。その後文系の友人にとってはそれよりさらに酷薄な就職氷河期があったし。

 しかしこの本を見て感じることは、あの頃の日本人、まさにモンド! 
 今になって振り返るバブルのろくでもなさといったら!
 

 懐かしかったなー、レイトンハウスという言葉。ああいう会社だとは知りませんでした。