半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『人志松本のすべらない話(その1)』

クリスマス・イブという日付に何を持ってこようか迷ったんですが、これ。ま、見たのは10月くらいなんですけれども。世界の人達に愛を。

 ええと、ダイスをふってランダムにトークをするという、形式としてはシンプルではありますが、こういう場合は、逆に各人の地力がでるので、面白い。
 ジャズでいうと、J.A.T.P.のセッション録音のような感じでしょうか。

 昔、生生生生ダウンタウンとかの大喜利をやっていたころには、若手芸人の間でも圧倒的に場を支配する力があったが、ここでは、ちょっと引いた形で、若手の人が結構のびのびとしていて、新鮮でした。

 しかし、合間合間のところで「ん〜〜ほんまにすべらへんな〜」と松本がしきりにいうわけですが、「ん〜ホンマに面白いなあ〜〜俺たち〜〜」といっている様で、それはちょっと夜郎自大過ぎではないかと思ったりはしました。ちょっと鼻につくんです。

 あと、なぜかルール説明の音楽が、Rockin' in Rhythmのパチモンみたいなの。微妙な電子音でな。なぜか、「悪魔の毒毒モンスター」での"It Dont' mean a thing"を思い出しました。
毒毒モンスターが活躍する(ということは惨殺)シーンで、なんとも間の抜けた、カシオトーンで作ったかのようなしょぼい"It Dont' mean a thing"が流れるんですが、それとテンションがよく似ている。