- アーティスト: George Colligan
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2007/05/15
- メディア: CD
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Steeplechaseの、ピアノソロの作品は、ECMとか以上に「どれを聴いても同じ」感に溢れているのはなぜだろうか。
"Steeplechase"というブランドは、ある種のフィルターの役割を果たしているから、ミュージシャン如何にかかわらず、CDの性格はある程度透けてみえちゃうんだよね。このことは、例えばECMとか、澤野工房でも同様の事が言えるけれど。
そして残念ながらSteeplechase印のソロピアノは、平均点はクリアしていて安心して聴けるけど、逆にいうと、油断出来ないタイプの演奏にはあまり出会わない。
例えば、セロニアスモンクが生きていても、Steeplechase予選は通過出来ないだろうと思う。
このCDも、そういう感じです。ただ、選曲はこういうスティープル印にしては結構珍しい。
大抵こういうのって、割とベタなスタンダードか、もしくは本人作のオリジナルを中心に組み立てるけれど、このCDは割と新し目のジャズミュージシャンのオリジナル、いわば、ニュー・スタンダードというべきものが多い。これは結構いい選曲だと思う。
はてなではジャケ写が映っていないが、インテリくさいうらなり系の若い男性が、いかにも見下したようなカメラ目線で写っている。このジャケは、相当いただけない。このジャケで、どう売れというのだ。どうやって、買いたい気持ちにさせられるというのだ。
このジャケにOKだしている時点で、本人には軽くダメだしチョップを入れたい。まずその貧相なひげをやめなさいといいたい。小一時間ほど問いつめたい。
逆に言うと、ジャケよりも、内容は何百倍もよいです。