半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

Asa Festoon『ナツハヨル』

ナツハヨル

ナツハヨル

 よさげなCDばっかりおいてあるCD屋で、なんかよさそうなので買いました。
 よかったです。
 一曲目なんか、まんまジャズですが、アルバム通して聴くと、かなりカラフルなサウンドで、音楽的なバックグラウンドの深さを感じました(特にキーボード)。あと、ビートが丁寧。

 ところで、昔マルイの1/24小型ラジコン(RCクラブ、モーリスミニクーパーだったと思う)を買ったことがあります。これって、つるつるの机とかで走らせると、モーターのトルクを小径タイヤがうけとめられないのか、ホイールスピンしまくりで、まっすぐに走れないんで、すぐ放り出した記憶があります。
 今度出来た表参道ヒルズには京商直営のラジコンバーが出店するそうですが、そこのコースはカーペット敷きらしい。なるほど合点がいきました。あれはカーペット上だとちょうどいいに違いない。
 
 ……ええと、何の話をしているかというと、このボーカルの人は、そういった、まっすぐ走らないラジコンのような唄い回しをします。ホイールスピンしまくり、アクセルで曲がりを調節するような、まるでドリフト唱法。
 でも、この人の声でバンドのカラーを完全に支配している。
 DMPに落として、イヤホンで聴くと、さらによかった。なんつーか、ギリシア神話とかに出てくる「セイレーン」ってのはこんな声じゃなかろうかって感じ。なんつーか、あんまり長生き出来なさそうな声なので、ちょいと心配です。
 
 ジャケもきれいですね。この人のDiscographyみましたが、どのジャケももすごく綺麗で感心しました。しかし些細なことですが、ジャケットの外に帯など付いておりますが、これがどうやってもジャケットの中にしまえないので困る。なんかこの、付いてきたぴらぴらが綺麗なもんだから捨てるのはアレだし、これはなんとかして欲しいなあ。
 あと、ジャケの、タイトルとバンド名ロゴがエンボス仕上げされているわけですが、「雪の宿」みたいだ。僕はダイエット中でも雪の宿、気がつくと半袋くらいはすぐ食べてしまうので(唇がしおしおになる)雪の宿ファンは、是非買うべし。