- アーティスト: ピアニカ前田,ジェス・グリー,ジミー・ケネディー,GOOD BAITES
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1994/05/20
- メディア: CD
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ジャケットはブルーノートを意識しているように思えます。
ピアニカ前田の初期の作品。
ライブ録りなのか、ちょっとサウンドがあらい。
このCD、"ピアニカで聴くスタジオジブリ作品"と一緒に買いました。実は最近ピアニカに挑戦しているのです。しかしジブリのだけ買うとアレな感じなので、ちゃんとしたピアニカ前田の作品を聴こうと思い一緒に買ったのでした。このCDにはポニョも入っているので2008年製作なはず。2008年のピアニカ前田。一方Just You, Just Meは1994年のピアニカ前田。二つのCDの間には15年の時があるというわけ。
10年違うと、ピアニカ前田のプレイスタイルもさすがにものすごい進歩しています。
ジブリ作品のやつでも、間奏にソロとか吹いているのですが、これがいわゆる「スキマソロ」、ボーカルの合間に半コーラスだけ挿入されるような、バイショー(営業)ジャズでは誰も聴いちゃあいないようなスペースで、ごっついソロをしてはる。うまいなあ。少ないスペースに、もてるテクニックを注ぎ込みまくりです。
一方Just You,Just Meは、インストであるし、テーマも弱い。確かに60年ブルーノートの無名アルバム(Bobby Hutchersonとかがリーダーで)でも、こんなんありそうやって感じの一枚ですね。昔のピアニカ前田も「え?これがピアニカ?」と思わせるくらいうまいのですが、正直にいうと今のピアニカ前田の方がソロの切れが違うように思いました。アコーデオンっぽく演奏するテクニックを完全にモノにしている。
しかしピアニカ前田というのは、ピアニカっつったら、ヤマハが出しているメロディオンてなわけで、たとえばトロンボーンでいったら、シルバーソニック前田、とか言っているようなもんで、それってどうなんだろう。ヤマハがつぶれないような会社で本当によかった。
あと、ジャケ写にあるように、ピアニカ前田さん、何かの液体を吸っているようにしか見えません。