昨日のと同じ、ツタヤレンタルで。
以前Paris match type IIIを聴いて、結構いいと思ったので続きを聴いてみた。
基本的には前作と同じで、非常に洗練されたポップスですよね。ホーンアレンジとかは、教科書的とすら思えてしまう出来で。
なんか、でもこの人たちは80年代風にあえてしているんでしょうか？80年代AOR的な語法のような気がするんですよね。だから、アルバムの雰囲気としては、たとえばそのころの今井美樹のアルバムとかに似ている気はする。まぁ、声張り上げない系のボーカルとしても似通ったところがありますけど。
たとえば、昨日のウィルソン・ピケットなどは、喩えれば、
虫上等！寄生虫上等！人糞で育てました！
みたいな野菜のイメージですが、パリスマッチは、サラダセロリ、ミニアスパラ、サラダほうれん草などの、色味の薄い野菜をミネラルウォーターできゅきゅっと洗って、イタリアっぽいドレッシングなんかをちゃちゃっとからめた小粋なサラダボウル、それが、通りに面したテラスのテーブルに置かれていて、葉の薄い緑が陽光が透かして輝いているさまを思わせます。
極めて「トーキョー」っぽい音楽だと思いました、つまりは。
